花と緑のまちづくり推進協議会

活動報告

平成24年度 視察研修会

平成24年10月6日(土)、東京都で開催された「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」を視察しました。当日はお天気にも恵まれ、参加者35名のみなさんは意欲的で、「今後の緑化活動のヒントを得たい」と、往きのバスの中で意気込みを語っていました。
メイン会場6会場のうち、午前中は上野恩賜公園会場、浅草の雷門近くでおいしい昼食をとった後、午後は井の頭恩賜公園会場まで足を伸ばしました。
上野恩賜公園では、東北復興への祈りをテーマとし、東北の稲や野菜、果樹で構成する大規模なガーデン『東北「農」の庭(共助のガーデン)』をメインに、紅葉の素敵なコキアの鏡の花壇や壁面緑化の参考となる会場装飾が施されており、参加者のみなさんはとても参考になったようです。
井の頭恩賜公園では、大温室の天井一面が色とりどりの花で彩られる空中花壇「花の庭〜生命の館〜」に、みなさんとても驚いていました。日々の暮らしの中で、花や緑を五感で受け止めることがいかに大切かを改めて考える良い機会になりました。
参加者のみなさんからは、「身近な緑化活動への意識が高まり有意義な研修だった」と好評でした。


上野恩賜公園シンボルモニュメント「立つ人」がお出迎えです。東北復興の祈りを込めて、多くの学生の参加により制作。 紅葉がきれいな「コキア」。上半分は、なんと鏡に映っています。工夫されていますね!

壁面緑化の参考に!切れ目入りのスポンジ地に植物が挟み込まれています。

後ろに回ると、急斜面花壇が。おいしそうなグリーンだと思ったら、やはり野菜でした!
近づいてよ〜く見てみると・・・手前側の丸い穴には、二十日大根が育っていました。

さすが「上野!」動物園に続く通路には、ベコニアで作ったゾウさんが!かわいい☆
ポット苗を使った「フラワーウォール」は、花だけでなくグリーンも素敵です。4面どこから見てもOKです。 面白いプランターの寄せ植えですね。側面はワイヤーとスポンジ地で、壁面緑化も兼ねています。
ここは、「水の庭(花の噴水)」です。水面にずらりと並んだ花いっぱいのプランターは見ごたえ十分! みんなの願いが込められた「花短冊回廊」。土のないところでも、プランター花壇でにぎやかに演出!

ハンギングバスケットとグリーンウォールとのコラボレーション。ボリューム感が出ています。 ハンギングバスケットは、紫色のペチュニアがとってもステキです。鉢底に見えるのは、ヤシガラです。
ヤシガラのハンギングタイプのプランターです。ブロック塀に映えて、とっても目を引きます。 通路脇にも木材で囲った花壇が出現。高低差を生かして、後ろの垣根ともバランスが取れていますね。
おしゃれなオープンカフェの壁にも、グリーンのハンギングバスケットが。癒しの空間です。

さあ、お腹もすいてきました。昼食は、浅草雷門近くで、有名な天ぷら定食をいただきました!
仲見世通りは、たくさんの人で大賑わいです。東京スカイツリーも見えましたよ。 井の頭恩賜公園入口は、バスロータリーのウェルカム花壇が色鮮やかで、おもてなしの心が伝わります。
「むさしの」の文字は、黄色のマリーゴールドで。バックのシロタエギクが、際立たせていますね。 「みたか」の文字は、オレンジ色のマリーゴールドで。傾斜板にポット苗を配列して、上手に作っています。
催事ステージ沿いには、背の高いゴールドクレストとオシャレなグリーンで、オープンガーデンの雰囲気です。 キッズビレッジゾーンの花壇は、立体的に作られており、視覚的にも楽しく、遊び心をくすぐります。
「香の庭」は、ポット苗のグリーンウォール。見ごたえ十分な立体構造!ボランティアさんお疲れ様です! 坂井会長もお気に入りの「香の庭」。中心に入ると「最高の癒し」です。斜めのストライプ柄も美しいですね。
迫力満点!!「花の庭〜生命の館〜」は、頭上を花が覆っているという、非日常的な感覚が楽しめます。 圧倒的な花のボリューム!実物を見ると、思わず声が出ます。静岡県掛川市の「花鳥園」による出展です。
こんな可愛くて、ちょっと個性的な演出もあります。庭に花壇を作るときの参考になりますね。

「月の庭」は、武蔵野の秋の風景の中に、月の満ち欠けを表現し、五感で学び、感じるガーデン。
参加者のみなさんで記念撮影! 大変有意義な研修会となりました。